第一回目に紹介するのは鬼頭莫宏短編集「残暑」です。
作者は、アニメ化もされた「なるたる」「ぼくらの」で有名?なあの人ですね。
帯には藤子不二雄A「懐かしく優しい昨日を思い出す幻想の青春・・・」と書かれており、表紙も綺麗です。
もともとこの人の描く絵が好きで(体の線が細い女の子の)購入したのですが当たりです。
可愛らしい女子小学生も出てきます。
構成は、全七話のオムニバスで、内容はえげつけない描写は一切ないです。
N○Kでアニメ化されても何の問題もないと思います。
一番印象深かった第七話の「ポチの場所」でうるうるきました。
正直それ意外の話は割とサクサク読み進めていたので、最後に不意打ちを食らったような感じです。
漫画で泣いたのは死への恐怖、コスモパワーの不条理さに打ちのめされた火の鳥を読んだ時以来です。
初回なので勝手がよく分からないのですが、本当はもっと色々描いたほうがいいんでしょうけどこの辺りでやめます。
夏におじいちゃんの家とかで読むとノスタリジック倍増でいいかもですね。
それでは。
収録作品
1987年 デビュー作「残暑」
1994年 「三丁目交差点電信柱の上の彼女」
2000年 「華精壮に花を持って」
2002年 「よごれたきれいな」
2002年 「AとR」
2003年 「パパの歌」
2004年 「ポチの場所」
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